itSMF Japan第61回セミナ(仙台)
特定非営利活動法人itSMF Japanでは2017年6月9日(金)仙台でセミナを開催いたしました。
東北地方で初めてのセミナ開催となり、講演もITサービスマネジメントの基礎、人材育成、ユーザ事例講演など、初めて参加される方にも、経験をつまれた方々にとっても有益なものとなりました。

◇開催日:2017年6月9日(金)13:15〜16:50
◇会 場:TKP仙台カンファレンスセンター 4A
◇参加者:32名
■プログラム
itSMF Japan 第61回セミナ(仙台) | ||
講演タイトル | 講演者 / 講演内容 | |
ご挨拶 | 特定非営利活動法人 itSMF Japan理事長 富田 修二 | |
【スポンサ講演】 ITIL® のいろは 〜今更聞けない、ITIL® V2, V3, 2011の違いや基本概念〜 |
日本クイント株式会社 最上 千佳子氏 | |
ITサービスマネジメントのベストプラクティス(成功事例)をまとめてフレームワーク化したITIL® V2が世に出てから20年以上が経過しました。ITIL® は版を重ね、2011 editionとなりITIL® 資格保有者もかなりの数となりましたが、意外と、次のような意見をよく耳にします。 「単語は知っているけれども、本質のITSMとは何かはうまく説明できない」、「古いITIL®(V2)は知っているけれども新しいのは勉強していない」、「ファンデーション資格は持っているけど、試験が終わったら全部忘れた」 今回、改めて根本的で重要な内容を始めとして、最新のバージョンの特徴や資格体系についてご紹介します。 この講演を聞いて、お一人でも多くの方が「ITSMってそういうことだったのか!」「最新のITIL®は役立ちそうだから少し勉強してみよう」と思っていただける事を目指しています。 | ||
【事例講演】 ITサービスマネジメント人材の実践力強化に向けて 〜サービスマネージャ育成への取り組み事例から〜 |
SCSK株式会社 牧野 純也氏 | |
ITがビジネス価値向上に貢献する為には、サービスマネジメントが重要な役割を担っていますが、現場で従事するエンジニアに対する育成環境は、十分とは言えない状況です。 人材育成の課題とその取り組みについて、弊社の取組み事例を紹介し、あるべきITSM人材育成の方向性を考察します。 | ||
休憩 (10分) | ||
【事例講演】 流通業におけるIT全般統制確立に向けた整備・運用および監査支援 |
コンピューターサイエンス株式会社 栗城 文教氏 | |
企業の内部で不正が行われないような仕組みが存在し、その仕組みが正しく機能しているかをITの視点から現状調査し、改善に結び付けるというプロジェクトを立ち上げました。ITシステム管理、ITセキュリティ管理の両面からのアプローチで、具体的なアクションは以下を実施しているところです。 1.整備状況の調査(ある時点における統制活動の有効性:実在) @統制活動のデザイン(机上) 現状調査、業務フローの調査、整備状況の自己点検、 RCMの作成 A整備状況のデザインの評価(ウォークスルー) システム設定自己点検、管理プロセス自己点検、監査証跡、 母集団の保管、RCMの修正 2.運用状況の調査(ある期間にわたる統制活動の有効性:継続) @運用テスト 監査証跡、母集団の確認、運用状況の自己点検 Aロールフォワード(最低1件のサンプル) 期末日までの期間の有効性を確認 | ||
【事例講演】 ITサービスマネジメント/ISO20000の事例紹介 〜高品質なITサービスを支えるITIL®の適用事例〜 |
SOMPOシステムズ株式会社 岸 正之氏 | |
ITサービスの品質は、ITサービス部門の存在価値に直結するものです。この品質を追求するには従前の運用管理から、よりビジネスに直結したITサービスをマネジメントする仕組みと取り組みへ変革を進める必要があります。SOMPOシステムズでは、ITガバナンスの強化の一環として損保ビジネスを支えるITサービスを安定的に提供するため、ITIL®のプロセスを活用するとともに、このマネジメントシステムの国際規格であるISO20000の認証取得も達成しました。 そのマネジメントのあり方や主要なプロセスの構築、組織での展開方法を人材育成面の取り組みも含めてご紹介します。 |
※入会を希望される方は「入会のご案内」ページをご参照ください。